2024.06.24

ガスアトマイズ法

  • ガスアトマイズ

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ガスアトマイズ法は、溶解を伴うプロセスであり、溶解した金属溶湯に高圧の不活性ガスを吹き付けることで噴霧し、金属粉末を得る方法になります。
噴霧中に凝固するため、外観は球状であることから、表面積が小さく、容器からの汚染が少ない、酸素などのガス成分が少ない、などといった特徴を有する粉末を得ることができます。大幅なコストダウンと品質特性の改良を目指して開発したのが、大阪チタニウムテクノロジーズ(OTC)独自のIAP(Induction Melting Gas Atomizing Process)法であり、1994年より実用生産設備として稼働してきました。


活性な金属であるTiの酸素ピックアップを抑制するために、系内は常にアルゴンガスで満たされた状態を保っています。従来のアトマイズ粉末は、溶解るつぼなどの容器からの汚染が多く、OやCの割合が比較的高くなっておりました。
IAP法では、原料丸棒を誘導コイルにより非接触で誘導溶解し、溶湯を落下させ、高圧のアルゴンガスで噴霧することで球状粉末を得ることができます。
汚染が少なく、高品質の粉末が得られるため、低酸素ガスアトマイズ粉末である特徴からTILOP(Ti Low Oxygen Powder, タイロップ)と名付け、商標登録をしました。


TILOPは流動性に優れているため、射出成形(MIM、Metal Injection Molding)によって腕時計や医療機器などに商品化されてきました。また、積層造形用(3Dプリンタ)粉末としても、2000年代初めから多くのお客様に利用されております。

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